現在、盗聴に使われている主な盗聴器の種類には以下のようなものがあります。
アナログ盗聴器
昔からよく言われる盗聴器である。
周波数が常に一定のため、盗聴発見もしやすい。
デジタル式盗聴器
PHSや携帯電話を改造して、デジタル信号を利用した盗聴器。 通話中の間だけ電波を発信するので、盗聴発見しにくい。PHS・携帯電話を改造して盗聴器にしたものの他に、デジタル式トランスミッターを使ったものや、無線LANタイプの盗聴器も存在する。
リモコン式盗聴器
外部からリモコンを使って、盗聴電波の発信を、ON/OFFできる盗聴器。
盗聴器発見調査は電波を受信して盗聴器を見つけるものなので、電波の発信をOFFにしていて、盗聴器から電波が出ていない状態になっているときは、見つけることができない。
音声感知式盗聴器
盗聴器の周囲の音を感知反応して、電波の発信が自動的にON/OFFになる盗聴器。周囲に音がないときは待機状態になり、電波が発信されていないので、発見されにくい。
スクランブル式盗聴器
ごく短い時間の間にいくつかの周波数に切り替えて、電波を発信する盗聴器(1秒間に数回〜数十回)。短時間で周波数が変わるので傍受・発見されにくい。盗聴電波自体は常に発信しているので盗聴発見は可能である。
コンクリートマイク
部屋の壁などにマイクを直接当てて、壁から伝わる振動を増幅して、音声として聞くタイプの電波を出さない盗聴器。
壁の厚さは関係なく、壁の構造が問題になってくる。中が詰まっていれば厚さは比較的関係なく、二重構造など壁の中がスカスカで空間があると、とたんに音が小さくなる。
現在、盗聴器には上記のように様々な種類がありますので、それぞれの特徴をよく把握し、盗聴器に合わせた機材や調査スキルを使っていく必要があります。
「盗聴発見DVDマニュアル」は、盗聴器の種類や個人の調査レベルに合わせてマニュアルとコースを選ぶことができ、最終的にすべての盗聴器に対応することができるようになっています。